コープのとりくみ

くらし力アップ 家計簿活動の取り組み

家計簿活動の歴史

2006年12月 7日

家計簿活動の歴史

家計簿

家計簿

家計簿活動とは...

★ 家計簿活動の歴史

コープの家計簿活動は、半世紀以上前の1957年「日本生協連合会・婦人活動全国協議会」の活動の一つとして始まり、当時の組合員たちは「消費者運動の基本は家計簿から」を合言葉に、日々の暮らしのありようを「家計簿」という形で記録したのでした。1971年には、家計簿編集委員会が発足して家計簿が完成し、全国の日本生協連版の全国統一家計簿を作る基礎になりました。この家計簿の元になったのは、コープかながわ(当時はかながわ生協)の組合員の皆さんが作った家計簿です。
 
 1972年からはこの家計簿を元に集計を開始。コープかながわからも300名の組合員(消費者委員)の参加により、家計簿集計が始まりました。家計簿集計のデータは、国会の大蔵委員会にも提出され、1974年からの「物価調整減税」のきっかけにも。また、80年代には東京ガス・東京電力の値上げ公聴会でも、集計データを元に反対発言がなされました。生活者の立場で記録された家計のデータは信頼性のあるものとして公にも認められたのです。

 また、狂乱物価と呼ばれる急激なインフレによる物価上昇が始まった時期には、家計簿データを元に特に利用の多い「豚こま・ひき肉・たまねぎ・じゃがいも・もやし」の5品目について、コープが価格凍結を宣言。最低限のたんぱく質や野菜は、値上がりの心配なく組合員が購入できるようにしました。
 
 このように、生協・コープの家計簿活動は、私たちのくらしを安定させるため、大きな役割を担ってきたのです。

現在は「家計管理の必需品として家計簿をつける」「1ヶ月を振り返るきっかけにしている」「家計簿をつけることで、食事のバランスや健康のチェックもできる」「日記がわりに・・・」など家計簿をつける方(モニター)それぞれの想いで家計簿をつけていただき、1年に2回実施されている「家計簿モニター交流会」などで日ごろ家計簿をつけていて感じる疑問を語り合い(時には日ごろの家計管理の難しさの鬱憤をはらしたり・・・)、家計に限らず家庭生活全般のアドバイスを先輩から聞いたり、ライフプランナーや経済の専門家による講演会を開催して知識を増やしたりといった個人の意思を尊重した活動を行っています。

家計簿から見たくらしの30年

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