コープのとりくみ

くらし力アップ 家計簿活動の取り組み

家計簿活動40周年記念交流会を開催しました

2013年1月26日

1972年(昭和46年)の旧横浜生協での家計簿活動開始から今年度で40年を迎えるコープかながわ『家計簿活動の組合員交流会』を開催しました

家計簿活動40周年記念交流会のようす

家計簿活動40周年記念交流会のようす

40周年を記念し、交流会では40年前に生協の家計簿を編纂された組合員(旧横浜生協消費委員会・家計簿編纂委員会のメンバー)中村 喜美子さんに家計簿活動草創期の様子と家計簿に対する思い、国立女性教育会館に寄贈されたご自身の家計簿のこと

中村喜美子さん

などをお話いただきました。「生協の班活動、消費委員会の活動の一環で家計簿活動を始めました。1年間家計簿をつけて分かったことは、12ヶ月ある家計のうち、1か月分は税金に、1か月分は社会保障にあてられている事がわかったことは驚きでした…。私たちは実質残りの10ヶ月分で生活していたというわけですから。当時の国会でこの事実が公表され、その後の減税の社会的な動きに結びついていきました」この経験から『手取りの額より非消費支出に目を向けることが大事…』生協の家計簿の一見難解と思われる「費目わけ」についての経緯についてお話いただき、参加者も関心を寄せていました。

最後に、中村さんは「家計簿は社会を見る眼を養う」モノであるとお話されました。「自分の家計簿が何よりの教科書、勉強になる。これは自己啓発」83歳の今でも、家計簿をつけていてライフワークになっている様子を楽しそうにお話いただきました。

40年前の家計簿後半の交流会では30代~80代の家計簿モニターをはじめ家計簿に関心のある組合員がグループにわかれ交流しあいました。

【参加者の感想】

・古い家計簿が見れてよかったです。歴史を感じました。

・40周年の交流会に出席できてよかったです。脈々と続けられてきた家計簿活動が、ただ自分のうちのためだけでないことが分かりました。

・家計簿をつけるための秘訣…日々の生活の一部にする。不明金をくよくよしないこと。

・つけ方の不明点が解った、何とか続けてみようという気になった。

********************

【今回主催した「家計簿・くらし調査研究会」の原さんから】

「主婦の家計管理」というところで、ずっと長く続いている生協の活動ですが、ただ家計簿をつけるだけでなく、そこから広が主催の家計簿くらし調査研究会のみなさんり社会的にも活用されているものです。家計簿提出活動を通じ、社会に貢献できていることが何よりもうれしいことです。また年代の交流もあります。20代~年金世代まで、くらしという切り口で交流でき、皆さんの知恵を共有できるすばらしい活動です。当時、家計簿活動をはじめた方々から「家計簿活動を続けていてくれてありがとう」という言葉をいただき、やっていてよかったという気持ちになりました。(写真は「家計簿・くらし調査研究会」のみなさん)

※「家計簿・くらし調査研究会」は毎月家計簿モニターの皆さんから寄せられている家計簿集計結果の分析と「家計簿ニュース」の発行をおこなっている組合員のみなさんです。

ページトップ