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[開催報告]【みどりのがっこう】舞岡公園に暮らすカワセミの知られざる実態

2012年11月19日

11月17日(土)横浜市にある舞岡公園で、ヤマセミ研究の第一人者である神保さんを講師にお迎えし、カワセミの生態について知る自然観察会を開催しました。

講師の神保賢一路先生

講師の神保賢一路先生

財団法人 かながわトラストみどり財団 共催
【みどりのがっこう】「舞岡公園に暮らすカワセミの知られざる実態」

日  時:2012年11月17日(土)
場  所:横浜市舞岡公園
参加者:29名
講  師:神保 賢一路 さん (神奈川県野生鳥獣保護観察員)

まずは舞岡駅でヤマセミやカワセミの種類や食べ物などの違いについてレクチャーしていただきました。そして雨の降りしきるなか、舞岡虹の家、舞岡八幡宮を経由して舞岡公園へ。舞岡公園にある「崖」には、ダミーも含めて6.7箇所のカワセミの巣穴を発見。森を奥へすすむと、至近距離で観察できる巣穴もありました。カワセミの糞は水っぽいので、みずはけのよい地層の高さ50センチ~70センチのところに巣穴を作ります。1月ごろにはペアを探し始めて3月には巣穴を掘る姿が見られるそう。魚を食べるのでカワセミは夜~朝に活発になることや、巣穴の産室からUターンして出てくることなど、カワセミのくらしがうんと身近に感じられるお話でした。今回は残念ながら主役カワセミの姿は見られませんでしたが、間近で巣穴を見る貴重な体験ができました。

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カワセミの巣穴
使われている巣穴には両側に「わだち」ができているそう。

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舞岡公園の里山。
鳥の話だけでなく、森のでき方や植物についてのお話もうかがいました。

(財)かながわトラストみどり財団がすすめているナショナル・トラスト運動とは・・・
野放図な開発や都市化の波、相続税対策による見切り売りなどから、貴重な自然環境や歴史的建造物などが破壊されるのを防ぐため、国民から広く寄付金を募って、その土地や建造物を買い取ったり、寄付を受けたり、あるいは保存契約を結んだりして、保存、管理、公開し、後世に残していこうというイギリスで生まれ大きく発達した市民運動です。

お問い合わせ:
コープかながわ組合員活動部
TEL 045‐471‐5615 (月~土9時30分~17時)

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