社会・環境報告書2019 | 生活協同組合ユーコープ
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 産地を応援する組合員と生産者の思いをつなぎ、よりおいしく安心な産直の輪を広げる取り組みが「まるごと産直」。2010年にJAふらの・ながさき南部生産組合、2012年にJAいわて花巻と「まるごと産直」の協定を結び、多種類の農作物を取り扱っています。またながさき南部生産組合では、毎年おうちCO-OP職員のファームステイを受け入れてもらっています。 1970年頃、トマトの収穫が滞った生産者から真っ赤なトマトを引き受け、店舗で販売したところ大好評だったことからお付き合いが始まりました。組合員が見学や収穫体験にたびたび訪問しています。 2005年に静岡県の組合員が開発に参加して誕生しました。産地の静岡県袋井市笠原地区では土づくりを重視し、化学肥料や農薬を極力減らして環境に配慮した栽培を行っています。「茶摘み・手もみ体験」会は毎年組合員に人気のイベントです。 ぶどうの生産量日本一の山梨ではワインづくりの歴史も明治時代にさかのぼります。山梨県産の「甲州」を本場の技術で醸しました。ぶどう畑での傘かけや収穫体験などに組合員が参加しています。 江戸時代からの伝統製法でつくられた「田子節」をふんわり削りました。最大の特徴は「手火山焙乾」という“くん煙方法”。時間と手間がかかり、西伊豆田子地区の4軒だけが技術を守り続けています。26〈北海道・岩手県・長崎県〉まるごと産直〈静岡県〉CO・OP静岡の深むし茶〈山梨県〉ユーコープ・フジクレール 甲州シュール・リー(山梨県産・白)〈静岡県〉CO・OP伊豆かつおぶし削り地元3県産品を地元で消費。地産地消事例② ユーコープの“地元”は神奈川県・静岡県・山梨県。それぞれ豊かな特徴を持つ3県で生まれた農畜水産物や加工品を身近な商品として味わい、愛着を持って育み、地域の産業の活性化にも貢献していきます。〈神奈川県〉コープの産直 えびなトマト

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