機関誌mio 2018年12月号
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食みんなでおいしくいただくために…コープのおせち安全・安心への徹底した取り組み(商品検査センター)のあんしん レスキュー隊お餅のカビは、酸素があると生えるって聞いたわ。それなのに、コープの切り餅は、個包装の中に脱酸素剤が入っているものと入っていないものがあるのはどうして?酸素を吸収する方法が違うからです。脱酸素剤が入っていないものは酸素を吸収できる個包装のフィルムを使っていますから、ご安心ください。現在、コープで取り扱っている切り餅は、個包装の中に脱酸素剤が入っているものと入っていないものがあります。脱酸素剤が入っていないものは、個包装のフィルムの中に酸素吸収層があり、フィルム内側の酸素を吸収しながら、外側からの酸素侵入も防止します。しかし、個包装の袋にキズが付いてピンホール(ごく小さな穴)ができたりすると酸素が袋内に入り込み、カビが生えてしまうことがあるので、ご注意ください。なお、個包装内に水滴が付いていることがありますが、これは周囲の温度変化により餅から発生した水蒸気が個袋内で結露しているもので、お召し上がりいただいても問題ありません。お正月の一家団らんに欠かせない「おせち」。冷凍タイプのおせちは、9月ごろの生産開始と同時に商品検査センターでも検査が始まりますが、問題が見つかった場合は、改善が確認されるまで検査を続けます。冷蔵タイプのおせちは、生産からお届けまでの日にちが短くなっています。そのため、万が一の品質不良をいち早く見つけるべく、生産開始から終了まで立ちあい、翌日には検査・食味を行うなど、万全の体制で臨んでいます。❶ 商品仕様書で確認❸ 微生物検査日々の食生活は安心な食べ物から。食品の「なぜ?」を通じておいしく食べていただくコツを、皆さんと一緒に考えていくページです。❷ 目視で確認❹ 食味検査December 2018   AQ   9はみだしコラム商品仕様書から発色剤や漂白剤などを使用している食材を確認し、検査を実施。食品添加物が国の使用基準にあっているか確認します。工場の衛生状態が保たれているか、食材がきちんと加熱されているかなど、ひとつひとつ検査を行い確認します。お品書き通りの食材が入っているか、容器からはみ出していないかなど、目視で確認をします。においや味、見た目など、五感を働かせて品質に問題がないか、組合員の皆さんに喜んでいただけるおせちになっているか確認します。飼いはじめは4cmくらいだったわが家の金魚は、今では15cmの大魚!朝になると水をプップッとはいて餌をねだり、夕食時にも水をとばして餌をねだる。なんだか不思議なやりとりです。皆さんの金魚も同じかなぁ。(神奈川県相模原市 ヨッシーさん 70代)お餅にまつわるナゾを解く!おせち検査の流れVol.03

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