機関誌mio 2018年10月号|生活協同組合ユーコープ
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作るのも楽しい100人分の試食品月1回の活動が仲間をつなぐ場にュニティ&コミュニケーシcomucomu×キッチンミコョン      トントンと小気味よい包丁の音やジュージューと油のはねる音が響き、香ばしい匂いが立ち込めてきました。毎月15日はユーコープふれんず「和(なごみ)」による「商品おすすめ会」の開催日。コミュニティルームでは、約100人分の試食品の準備が進んでいます。和のメンバーは50代後半〜80代の約10名。調理担当や店頭でのおすすめ担当など、各自の得意分野を生かして自然に担当が決まるそうで、約100人分の試食準備もあっという間。ときには「誰か手が空いてる?」「いや、口は開いてるんだけど」なんて冗談も飛び交います。できた料理から店頭に運び、試食をスタート。この日は、はぐくみ鶏や枝豆などを使った全3品。メンバーが「おいしいから召し上がってみて〜」「どうぞどうぞ」とにこやかに呼びかけると、多くの人が足をとめて試食し、「お肉がやわらかいね」「玉ねぎが甘くておいしい!」と口元をゆるませます。「お弁当のおかずにさっそく作ってみます」という子連れママや、帰りがけに「おすすめ商品、買いましたよ〜」という方もいました。和の皆さんが「商品おすすめ会」を始めたのは、もう十数年も前のこと。「もともとは近所のお店を応援しようという気持ちで始めましたが、店舗の閉店もあり、約4年前から大谷店で活動しています。メンバーも入れ替わり、家が遠い人もいるので、月1回の活動がみんなで集まるいい機会にもなっているんです」と代表の大島さん。おすすめ商品は店長とも相談し、旬も考慮してメニューを決定。そのままではなく簡単なアレンジを加えるのが、レシピ担当の北島さんのこだわりです。「やっぱりおいしいといわれるとうれしいし、楽しみにしてくれる人がいるのも励みになりますね」と顔をほころばせます。副店長の川野さんは「おすすめしてもらった商品は普段より売れるので、店としても助かっています。食べて話すのは一番伝わるコミュニケーションだと思いますし、組合員同士なので近い距離で交流できるんでしょうね」と話します。試食終了後は、メンバーで昼食を食べるのが定例。実はこの時間を心待ちにしている人も多く、近況報告や雑談で盛り上がり、笑いが絶えません。大島さんも「これからもユーコープふれんずの皆さんが楽しく開催している料理教室とおいしいレシピをご紹介します。取材日October 201810「和」の皆さん。左から、佐藤さん、大島さん、内古さん、関山さん、金丸さん、桜井さん、北島さん、土屋さん、渡井さん「すごくおいしいのよ〜」。組合員同士、すぐに打ち解けて話が弾みます毎月15日は、ユーコープ大谷店の店頭がいつもより笑顔と会話であふれる日。ユーコープふれんず※「和(なごみ)」が「商品おすすめ会」を開催しています。おすすめコープ商品に簡単なアレンジを加えた試食品が毎回大好評です。※ユーコープふれんず:好きなテーマで組合員が3人以上集まってユーコープに登録すると、試食代などの支援を受けることができる制度です。2018年5月15日(火)場 所ユーコープ大谷店(神奈川県海老名市)「コレ、おいしいから食べてみて!」簡単なアレンジレシピが大好評「商品おすすめ会」

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