機関誌mio 2016年6月号
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雄勝町の銀鮭生産者 佐藤一さん 春になり水温が上がるとグングン成長する鮭。水温15℃までが鮭にとっての「適温」です。このため宮城では4月中旬から海水温の上昇する直前の7月末までが銀鮭の水揚げ期。この時期は銀鮭を鮮度の良いまま一度も凍らせずに取り扱います。 毎年11月、淡水養殖池で育った銀鮭の稚魚を海上の〝いけす〞に移すところから生産者の仕事が始まります。銀鮭は水温の緩む春になるとエサをたくさん食べ出し、すごいスピードで成長します。 「エサやりは一番難しく、毎日2回の給餌はこの道45年の親父の仕事です」と話す佐藤さん。抗生物質や合成抗菌剤は一切与えず、元気がなければエサを休ませたりビタミン剤を与えたりと愛情を注いで育てるそうです。「2代目の僕はまだまだ学ぶことが多いですね」と佐藤さんは笑います。 「天候・水温の変化には常に気を配り、魚の体調にも細心の注意を払います。でも相手は自然なので、悪天候が続けば海に出られずエサをやれません。ようやく船を出せても、今度は給餌したエサが流されることも女川町雄勝町おがつ宮城県女川町・石巻市雄勝町の生産者6軒で養殖・水揚げしています※おうちCO-OPでは6月〜7月は冷蔵、 それ以外は冷凍でのお届けです。おがつ今がまさに旬宮城の銀鮭宮城県産活〆銀鮭かつじめ(無塩・養殖)薬は一切使わず愛情を注入!うまいっちゃ!!愛情たっぷりだから宮城県の6軒の生産者が育てた銀鮭が、〝旬〞を迎えています。フレッシュな「生銀鮭」を私たちの食卓に届けてくれる生産者にお話を伺いました。脂がのった今が最高!冷蔵でお届けできる期間は7月末まで。生臭みのない「生銀鮭」のおいしさを、シーズン中にぜひお楽しみください。2June 2016

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