家計簿から見た くらしの45年
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★安定成長期と言われた1973年~1991年は資産価格の上昇と好景気、終身雇用の安定した働きで、給料は右肩上がり、福利厚生も充実していました。しかし、バブル崩壊後、景気が急速に悪化し、企業の倒産や人員削減による失業、新規採用の抑制による就職難などの影響が表れ、2000年の税金は1994年の70%までに減少しました。そのような中でも、社会保険料は上がり続け、1972年と2017年を比較すると、社会保険料は約3倍、私的保険料は約1.6倍、税金は約1.4倍になっています。 ★1972年と2017年の社会保険料を比較すると、健康保険料は2.8倍、年金保険料は3.4倍、2000年から始まった介護保険料は金額的には少ないですが、6.5倍にもなっています。 この3つの保険料は、高齢化社会に向けて、これからも上がり続けると考えられます。 1972年~2017年 収入に占める税金・社会保険料・私的保険料 1972年~2017年 収入に占める健康保険料・年金保険料・介護保険料 5 45年間の税金・社会保険料・私的保険料 【1972年~2017年】

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