2017年度 第5回 通常総代会議案書 第1分冊
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22016年度 全体のまとめ1.2016年度の位置付け  生活協同組合ユーコープ発足後、初めての中期計画である第1次中期経営計画(2016年度~2018年度)のスタートとなる大切な年として、経営の強い土台を築き、未来に向かい飛躍することのできる、人と組織づくりを進めました。2.2016年度の経営結果  消費者が景気回復を実感できない状況の中、組合員の利用に支えられ、供給高はほぼ予算どおりに確保することができました(予算比99.9%)。一方、事業経費は予算以下に抑えられ、経常剰余金は45億円を確保し、予算・前年を上回りました。3.経営基本方針を実現するための事業計画に基づく主な取り組み【指針1】組合員の立場で実践できる人と組織をつくります。(1)「組合員の声を聴く取り組み」は3年目を迎え、全店舗で組合員の声をメモに書きとめる取り組みを開始しました。また、「声の検討会議」に宅配センター長、店長も参加し、役員とともにグループワークを行うことで、組織としての声の共有化が進みました。(2)おうちCO-OPでは組合員に安心してご利用いただけるように、配送担当者から積極的に困りごとをお伺いし、要望や疑問にお応えする取り組みをはじめました。【指針2】組合員の期待に事業で応え、事業構造の改革を進めます。(1)お仲間づくり① おうちCO-OPでは、宅配サービス料ママ割制度の改定やおまかせ定期便の品目の追加等、組合員の利用定着の向上に向けた取り組みを実施しました。② 店舗では、新規加入者に「5%割引定期券」を発行することで、レジでの声も掛けやすくなり、お仲間づくりにつなげることができました。(2)おうちCO-OP① ユーコープセレクションの学習と普及の取り組み、シニア向け非食品部門の新カタログ「DEAR Age」の創刊等、喜んで利用していただける取り組みを実施し、利用人数・利用単価ともに予算を上回ったことで供給高・経常剰余予算を達成しました。② 夏場の冷凍品溶け防止のために、冷凍お届け品作業手順の定着による品温管理の徹底と組合員の帰宅時間に合わせたドライアイス増量等の取り組みを実施しました。(3)夕食宅配Maici(マイシィ)① 組合員の要望に応えるために、下期より冷蔵の宅配便でお届けする「健康管理食(やわらか普通食・介護食など)」や「サラダセット」を導入した効果等もあり、供給高・経常剰余ともに予算を超過達成しました。(4)店舗事業① 組合員のくらしに応えていくために、買いやすい価格帯のお弁当の発売、少量規格の充実、菓子パンの均一販売、「組合員感謝デー」等の取り組みを進めましたが、来店者数は予算に届かず、供給高は予算未達成でした。② 組合員がより利用しやすい売場となるように、6店舗(旭ヶ丘店・桜づつみ店・片倉店・桜山店・国府津店・小山台店)の改装を実施しました。

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