2017年度 第5回 通常総代会議案書 第1分冊
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第5回通常総代会代表理事理事長挨拶生活協同組合ユーコープ代表理事理事長 當とう具ぐ 伸しんいち一 総代の皆さん、新しい生協「ユーコープ」が発足をして、4年が経ちました。振り返りますと大変厳しい状況の中での出発でしたが、「苦しいときこそ原点に返る」という思いで、生活協同組合の原点に返り、組合員が主人公の生協創りを、組合員の皆さんとともに進めてきた結果、大きな前進ができたと思います。支えていただいた組合員の皆さんに改めて感謝申し上げます。 さて、2016年度は「第1次中期経営計画」初年度として、「すべては目の前の組合員のために」を経営基本方針のスローガンに掲げ、経営基本方針の3つの柱に沿って、事業と活動を進めてまいりました。 第1の柱は「組合員の立場で実践できる人と組織をつくります。」です。まだまだ、道半ばではありますが、「組合員の声をメモに取る取り組み」「組合員の表情やしぐさから組合員の気持ちを考える取り組み」「組合員の声に応えて、できるだけ早く、商品や、サービスを改善する取り組み」。これらを進めてきた結果、組合員の方から「少し変わってきたね」という言葉をいただく機会が増えてきました。  第2の柱は「組合員の期待に事業で応え、事業構造の改革を進めます。」です。組合員の皆さんのたくさんのご利用と職員・パート職員・委託スタッフの経営基本方針に基づいた努力の結果、供給高はほぼ予算通り、経常剰余は、約45億と予算・前年を越え、4年連続で増益を達成することができました。 第3の柱は「社会的役割を発揮します。」です。東日本大震災・熊本地震被災地への継続的な支援をはじめ、被爆者の方たちの気持ちに寄り添った「ヒバクシャ国際署名」の取り組み、「みるくぼきん」や「うなぎぼきん」の取り組みに加え、「フードバンクへの食料品の提供」や「リサイクルセンターの稼働」など、多くの方から共感を呼ぶ、社会的取り組みが広がっています。 2016年度から始まった「第1次中期経営計画」の期間は「転換期」と位置付け、次の「再生期」を準備するための重要な基盤づくりの時期です。2016年度の前進面にユーコープに集うすべての人が確信を持ち、新しい生協創りに、ともに、手を携えて進みましょう。

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