2016年度第4回通常総代会議案書第1号議案(第1分冊)
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第4回通常総代会理事長挨拶生活協同組合ユーコープ理事長 當とう具ぐ 伸しんいち一 総代のみなさん、新しい生協「ユーコープ」が船出して3年が経過しました。思い返すと大変厳しい状況の中からの出発でしたが、組合員の声に真摯に応え、「組合員のために。組合員とともに」事業と活動を進めてきた結果、大きく前進することができた3年間だったと思います。支えていただいた多くの組合員の皆さんに、あらためて感謝を申し上げます。 さて、2015年度は、経営基本方針の3つの柱に沿って事業と活動を進めてまいりました。 第1の柱は「組合員の立場で実践できる人と組織をつくります」です。まだまだ不十分さを抱えておりますが、日常の利用の場面や総代懇談会などの場で、「配達の職員が元気で気持ちいい」「売場で声を掛けてくれ親切に教えてくれた」「要望を出したらすぐに改善してもらえた」といった声が増え、組合員の方に喜んでいただける場面が増えてきました。 第2の柱は「組合員の声に事業で応え、事業構造の改革をすすめます」です。組合員のみなさんの熱心なご利用と、職員・パート職員・委託スタッフの「組合員の立場に立った仕事」への転換の努力の結果、供給高は予算を達成し、経常剰余は予算・前年ともに超過し、約40億円の黒字と3年連続の増益を実現することができました。 第3の柱は、「社会的役割を発揮します」です。被災から5年目を迎えた東日本大震災被災地への継続的支援をはじめ、被爆・終戦70年を迎え、核兵器廃絶・平和の取り組みを旺盛に推進しました。また、「フェアトレードバナナ」の供給、「みるくぼきん」「うなぎぼきん」の取り組み、「地域見守り活動」なども実施しています。 いずれも、まだ、初歩的な段階ではありますが、ユーコープは「新しい生協創り」に大きく舵を切り、確実に変化してきています。この1年の進化に確信を持ち、「すべては目の前の組合員のために」をスローガンに、組合員と働く者すべてが、誇りの持てる生協をめざして、ともに手を携えて前進しましょう。

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