重要なお知らせ

【理事長声明】核兵器廃絶への流れを止めてはならない

2015年6月 1日

核兵器廃絶への流れを止めてはならない

生活協同組合ユーコープ 理事長 當具 伸一

 

4月27日から4週間にわたりニューヨークの国連本部で行われていた2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議は、最終文書案を採択することができないまま5月22日に閉幕しました。

被爆・終戦70年という節目の年を迎え、「ふたたび被爆者をつくらない」ために活動を続けてきた被爆者の皆さんの「私たちが生きている間に核兵器廃絶の道筋をつけて欲しい」「もう待てない」との願いが具体的な形にならなかったことは誠に残念でなりません。

生活協同組合ユーコープは核不拡散条約(NPT)再検討会議が開催されたニューヨークで被爆者の皆さんをサポートしながら、世界に向けて被爆の実相や核兵器廃絶に向けた願いを発信してきました。組合員の皆さんから寄せられた核兵器廃絶を求める10万筆にのぼる署名も、廃絶を願う声として現地へ届けました。

これから先も私たちや私たちの子どもたちの平和な未来に核兵器は必要ありません。これから先も核兵器廃絶への流れを止めてはなりません。一日も早く地球上からすべての核兵器をなくし、戦争のない平和な社会を次世代へつないでいくために、生活協同組合ユーコープは被爆者の皆さんと共に力をつくし、核兵器廃絶を訴え続けます。