参加と交流のひろば 参加と交流レポート:被災地支援・防災

【かながわ】被災地応援企画「福島県の産地へ行こう!」を開催しました

2014年7月15日

7月9日、神奈川県内の組合員37人が福島県の東日本大震災と原発事故で甚大な被害を受けた地域を視察しました。また翌10日はユーコープの産直産地のJA伊達みらいを訪問し、桃の栽培から出荷まで産地でのさまざまな取り組みについて説明を受けました。

<7月9日>

あいにくの雨でしたが、コープふくしまの皆さんの案内で川俣町、飯館村、南相馬市などを回り、現状を見てきました。

■居住を制限されている地域を回って

車窓より被災地を見つめる参加者南相馬市内の原発から半径20km圏内は、放射線量の強弱に関係なく住むことができません。津波で壊れた家屋がそのまま残り、難を逃れた高台の住宅街もすべて無人です。戻れる日がきても家はカビやネズミの害で傷み、そのままでは住めないとのことでした。また倒壊家屋の撤去は、原発の影響で他県に比べ遅れています。

時の止まった小高駅と村落のあった場所(左)JR常磐線の小高駅は震災後閉鎖され、当時のままの自転車置き場にたくさんの自転車が雨ざらしになっていました。
(右)津波で村全体が流され、家の土台だけが残った地域。自衛隊の出動が遅れ、震災後ひと月は地元の人たちが不明者の捜索にあたったそうです。

相馬市内の港と磯部小学校(左)停泊しているのは試験操業をおこなっている船です。当時、港の船はすべて津波で内陸に流されました。
(右)磯部小学校。ここに避難した人は、津波が低地の町を襲う様子をただ見ているしかなかったとのこと。

 

区域分けされた地図を見つめる参加者■震災による関連死が深刻な状況に

震災から月日が経つにつれ深刻化してきたのが、仮設住宅などに避難している方の状況とのこと。
家や田畑を奪われ、将来設計も立たない中でお酒におぼれたり、体調や精神状態を悪くし、それが原因で亡くなるケースが増加の一途をたどり、福島県では震災後の「関連死」が1,715人と、地震・津波による直接の犠牲者数(1,607人)を上回りました。(数字は2014年7月現在)。


色分けされた地図を眺める参加者。放射線の年間積算線量や福島第一原発からの距離により、帰還困難区域・避難指示解除準備区域・居住制限区域に分類されています。


<7月10日>

■コープの産直桃の産地「JA伊達みらい」を訪問

桃の畑で生産者の菊池さんの説明に耳を傾ける参加者。今年は雨が多く、成長が良いようで、例年より玉が大きめとのこと。またJAの選果場や放射性物質の検査室も見学し、安全・安心を追求する産地の努力について説明を聞きました。

コープの産直桃の園地で生産者の菊池さんから説明を聞く140715fukushima10-3.jpg(左)桃専用の選果場。品質や糖度のチェック後、サイズ別に箱詰めします。
(右)検査室ではキュウリをすりおろして機器にセットし、放射性物質を計測中。

 

参加者はJAの直売所、道の駅など各所で農産物などを買ったり、桃や加工品をカタログ注文するなど、買い物による被災地応援も行いました。

 

■参加者の皆さんの感想より

140715sankasya2.jpg
・被災地はあまりに広範囲でがく然としました。更地は最初、田んぼなのかと思いましたが、家の基礎部分だけ残っていて、どれだけやるせないかと思うと…決して風化させることなく、被災地のみなさまとのかかわりを、大切にしていきたいです。山見さん

・せつないと思った。家があるのに帰れない現実が…。瓦礫がまだまだあって、原発がなければもっと作業がはかどるはずなのにとても残念です。とにかく生きていくために頑張ってほしいです。竪山さん

・桃の産地は初めて見学したのですが、農薬をなるべく使用しない取り組み、出荷まで手をかけて生産をしていることなど、いろいろ取り組みをしていることに感服しました。またJA伊達みらいで放射線量測定を行っているところを拝見しましたが、いつまで続けるのか気の遠くなることです。臼井さん

 

ユーコープは被災地の皆さんを元気づけることを 大切な「支援」のひとつに位置づけています。また現在も東日本大震災の復興支援募金を継続しており、この募金を活用してさまざまな活動に取り組んでいきます。

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