コープのとりくみ

特別な時だけではなく、ふと空を見上げるように「平和」について考えてほしい―。

そんな思いから、2008年11月の1ヶ月間、市民生協やまなしの組合員に「平和」への願いをこめた短歌・川柳を募集しました。 計23作品の応募があり、計6作品が入賞しました。

　

【平和のうた大賞】　横瀬　ゆかりさん

初耳の　大伯父の名を　碑に見つけ 驚く娘　沖縄の地に

【折り鶴賞　川柳部門】

加賀美　由美子さん

おさな子を　笑顔で囲む　家族の輪

～作者コメント～

まだまだ世界中には飢餓で苦しんでいる子どもたちが多く、そんな中、日本は穏やかに暮らせることが平和だと感じます。

井上　信太朗さん

戦争も　テロも嫌いな　白い鳩

【折り鶴賞　短歌部門】

加藤　真代さん

雑炊に　並びし記憶　よみがえり 流行(はやり)の菓子の　列を眺める

～作者コメント～
評判の店の行列を見ると、戦争で炊き出しの雑炊を並んでもらった時のことが思い出され、食べ物の列に加わることに抵抗がある。60年余りが過ぎたというのに。

山本　かおりさん

砂浜の　若い鳥たち　飛び立つや 命の重さ　置き忘れ

【35周年特別賞】

山田　美代子さん

暑い夏　母子で行ったね　ヒロシマに 今度は君が　子につなげ平和

～作者コメント～
考えてみれば、かつて生協の企画で広島に行ったときの私の三男と、今の長男の娘は同じ歳。母の思いを娘たちに伝えていってほしいです。