コープのとりくみ

平和への願い 「平和活動」

北朝鮮の核実験実施に強く抗議します

2009年5月27日

 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の朝鮮中央通信は、5月25日午前、「核実験に成功した」「自衛的核抑止力を強化するために実験を行った。実験の結果、核兵器の威力をさらに高めた」と報道しました。市民生協やまなしは、この核実験の強行に対して強い憤りを覚え抗議するものです。

 

 北朝鮮は、2006年にも国際社会の制止を無視して核実験を強行しました。また今年4月には通信衛星の打上げと称し長距離ミサイルを、この5月26日にも短距離ミサイルを発射しています。国際社会の全面的な反対を無視して、強引に核兵器開発やミサイル発射等の政策を推し進める姿勢が、北東アジア及び世界の平和と安全を脅かし取り返しのつかない事態につながることを強く危惧します。

 

 現在、核兵器廃絶のために、来年のNPT再検討会議の成功を目指して国際社会が懸命に努力を続けています。北朝鮮の一連の行動は、被爆者を始め平和を求める世界の多くの人々の願いを踏みにじるものであり、断じて許されるものではありません。

 

 私たちは被爆国民として、これまで核兵器を廃絶し世界の平和をめざす取り組みを続けてきました。米国、ロシア、中国をはじめとする世界の核保有国が、世界平和を願う地球上のすべての人々の声に真摯に耳を傾け、国際司法裁判所の勧告的意見で述べられた、すべての国の「核軍縮に向けた誠実な交渉義務」を果たすことを強く求めます。

 

 市民生協やまなしは、被爆・終戦60周年にあたっての平和宣言に沿って、すべての国から核兵器が無くなることを願い、あらゆる核実験の中止と核兵器廃絶を強く求めていきます。

 

2009年5月27日

生活協同組合市民生協やまなし

理事長   大塩 祐治


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組合員活動課 

(TEL)055-243-2440

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