2005年8月15日
コープしずおか「平和宣言」を大切に、組合員の願いである「私にとっての平和なくらし」「みんなが平和な社会」の実現に向けて、組合員が気軽に関わる「私にもできる平和への取り組み」をすすめます。
春休み親子広島の旅
平和な社会に向けて私たちが大切にしたいこと
被爆・終戦60年を迎えたこの年、改めて過去の歴史を振り返ると、20世紀は二度にわたる世界大戦や、世界各地での多くの戦争・紛争などにより、人が人を傷つけ殺し合うという世紀だったといえます。日本もアジア諸国の人々に対して多大な損害と苦痛を与えるとともに、広島・長崎に人類史上初めての原子爆弾が投下され、多くの犠牲と被害を受けました。
そうした戦中戦後の悲惨な経験の中から、生活協同組合も、平和でなければ自由な活動もよりよい生活もありえないということを学びました。
第二次世界大戦後の荒廃の中、創立した私たちコープしずおかも「平和とよりよいくらしのために」をスローガンに、これまで様々な平和への取り組みをすすめてきました。しかし、私たちの身近なところでも、「人間」を軽んじ、「生命」を脅かすような行為が繰り返され、21世紀を迎えた今も世界に目を向ければ、民族、宗教、領土、経済など様々な要因で、戦争や紛争、テロなどが起き、飢餓や貧困に苦しむ人々も増え続けています。そして「世界中から全ての核兵器をなくそう」という私たちの願いに反し、この地球を何度も破壊できるほどの核兵器がいまだに存在し続けています。
私たちは、平和を願う日本国憲法の精神を大切にし、「人-社会-自然の調和ある平和な社会の実現に貢献する」というコープしずおかの基本理念の下、核兵器の廃絶を願うとともに、すべての人が人として尊重される社会を願います。そして、戦争や貧困、飢餓のない平和な社会と緑豊かな地球を、子どもたち、孫たちに手渡していくために、共に学び、話し合い、ふだんのくらしの中で、できることから、平和への取り組みをすすめて行くことをここに宣言し、次のことを大切にしていきます。
2005年8月15日 生活協同組合コープしずおか