●2010年3月1日(月) 静岡県焼津市
核廃絶を訴えビキニデー集会に先立ち、「死の灰」を浴び、肝臓障害で亡くなった久保山愛吉さん(当時40歳)を追悼する「平和行進」が行われました。
朝9時、焼津の駅前には全国からたくさんの人が集まっていました。
駅前の商店街を焼津港に向かって行進。手にしている赤いバラは久保山さんの墓前への献花です。
コープしずおかの組合員の方と
一緒に行進しました。
焼津港。3月1日の被災にあってから23名の乗組員はどんな思いで同月14日に帰港したのでしょうか。
年代を問わず、皆平和を願う思いは同じです。
アメリカ、グアム、韓国の方たちによるリレートーク。
リトアニア生まれのアメリカの画家ベン・シャーンとアメリカ生まれの日本語詩人アーサー・ビナードによる「第五福竜丸」の絵本。
先日コープかながわではアーサー・ビナードさんをお招きして講演会が開かれました。力強い描写、想像を掻き立てる言葉に、久保山さんや乗組員の勇敢な行動と家族を思う姿に胸が打たれます。
1954年3月1日早朝、マーシャル諸島ビキニ環礁において焼津のマグロ延縄漁船「第五福竜丸」はアメリカの核爆発実験に遭遇しました。長時間にわたり降り続いた放射能灰をあびた23人の乗船員全員が急性放射能にかかりました。この年の9月23日、無線長の久保山愛吉さんが「原水爆の被害者は私を最後に」と言い遺してなくなりました。ビキニデーはビキニ水爆実験の犠牲者を追悼し、ビキニ被災の実相を国内外に知らせて、核兵器廃絶への決意を新たにする機会として毎年「静岡・焼津」を中心に開催されています。
コープかながわ組合員活動部
TEL 045-471-5615 (月~土9時30分~17時)